認知症予防サプリメント人気ランキング【進行を抑制する栄養摂取が必要】

認知症予防にはサプリメントが有効という研究が進められています

このページでは、なぜサプリメントが必要なのか、どのようなサプリメントが認知症の予防に効果的なのか等を解説します

最下部にはサプリメントの人気ランキングを紹介しています

中高年以降はサプリメント摂取が必須

若い人では、平均的な食生活をしている人ならサプリメントによる栄養補給はそれほど必要ありません(妊娠を考えている女性などで、葉酸などの不足しがちな栄養素を補足することには意味があるでしょう)

しかし、歳を重ねて老年期の入口が見え始めてきた中高年の方では、そろそろ認知症予防のためのサプリメントを摂取したほうがよい人がしだいに増えてきます。特に血液検査などで将来の認知症発症リスクが高いとされた方では、ある程度意識してサプリメントを利用し、不足しがちな栄養素を摂取していくことが必須でしょう

実際、認知症の前段階となる軽度認知障害の患者や、認知症の早期の患者が薬物治療と合わせてサプリメントの摂取を行うと、その後症状が軽くなったり、認知機能が正常な状態に戻ったりする患者が多く出てきています

認知症予防にどんなサプリメントを摂るべき？

では、どんなサプリメントを摂るべきかというと、まずは各種のビタミンやミネラルをバランスよく含んだ、マルチビタミン剤やマルチミネラルのサプリメントが挙げられます

高齢の方では、ダメージを負った細胞の修復に良質なタンパク質の摂取が求められます。ただ、そのために肉類を多く食べるようにすると、体内で有害な活性酸素が発生しやすくなります

サプリメントの種類①オメガ脂肪酸（DHA・EPA）

魚の油に含まれるDHAやEPAなどのオメガ脂肪酸は認知症予防の効果を強く期待できるので、これもサプリメントで補うようにしたいものです

DHAやEPAをそのままサプリメントにした商品もたくさんありますし、より魚の油に近いフイッシュオイルのサプリメントも多く市販されています

サプリメントの種類②カルシウム

このほか、特に女性の方では骨粗しょう症の危険性が高まってくるのでカルシウムのサプリメント摂取がお勧めです。骨や足腰が弱って家に閉じこもるようになると、間接的に認知症のリスクも上がってしまうからです

サプリメントの種類③ATP

活性酸素を無害化し、活性酸素による細胞の酸化ダメージを修復するためには、各種のビタミンが持つ抗酸化作用が大いに求められるのです

また、これらのビタミンやミネラルは、「ATP」という物質の働きを体内で助ける働きも期待できますので、これらを最適な配分で配合したサプリメントを利用すべきでしょう

ちなみに、ATPの産生や働きをサボートするサプリメントは、高齢になると多くなる「隠れ脱水」を防ぐためにも有効です

一般に、年齢が上がるにつれて体内の水分量が低下するため、高齢になると若い人よりも脱水状態に陥りやすくなります。この状態を治療するには、ひとつには1日1.5リットル程度の十分な水分を外から補給する方法がありますが、実際には1日の水分摂取量には個人差が大きく、1日1.5リットルの水を飲むには、かなり意識して量を飲まないといけない場合も少なくありません

そこで、もうひとつの方法としてサプリメントでATPの産生を増やす、という方法があるのです。体内でATPが産生されるときには同時に水も産生され、全身の細胞の働きが活性化するため、体内の水分量を一定に維持する働きもある程度は回復が見込めるのです

サプリメントの種類④ジオスゲニン

ジオスゲニンは、アルツハイマー型認知症の進行を阻止する力を発揮する原料として話題を集めるようになりました。テレビや新聞などで紹介されているので、ご存知の方も多いと思います

そのジオスゲニンのもとになるのが山芋です

山芋は昔から滋養強壮やスタミナ、体力の向上などに効き目があると言い伝えられてきました。そういった元からからの効果効能に加え、山芋のジオスゲニンという成分が、アルツハイマー型認知症の症状を改善することが、富山大学の研究で発表されました

アルツハイマーは脳内の神経細胞を「ベータアミロイド」というタンパク質が害することで、情報が正しく伝達されないという症状が起こります。ヤマイモの成分ジオスゲニンを摂り入れると、ベータアミロイドを減少させ、加えて神経細胞を健全な状態に回復させるという力を発揮するといわれています

そのジオスゲニンが認知症の改善サプリメントとしてを販売されています

サプリメントの種類⑤レシチン

レシチンは、卵黄や大豆などに存在しているリン脂質の仲間で、人間の身体を構成している全ての細胞の細胞膜の元となっている根本です

レシチンを摂り入れると、脳が情報の授受を実行する神経細胞の数が増大することが確認されています

脳の働きに必要不可欠の情報伝達物質もレシチンから創り出されるので、円滑な脳の働きを持続するには、レシチンをしっかりと摂りいれることが欠かせません

アルツハイマー病とサプリメント

アルツハイマー病は現代医学の中でも未解決な点の極めて多い疾患です。病理的にはアミロイドβタンパク質の凝集塊からなる老人斑と、微小管関連タンパク質のひとつであるタウが、神経細胞内で異常重合することによって神経原線維変化という特徴を有しているにもかかわらず、早期の診断、発症の予防や病状進展の抑制という点では問題点が山積しています

治療としては、認知症治療の展望を開くものとして登場したコリンエステラーゼ阻害薬であるドネべジル（商品名：アリセプト）の反応が期待に沿わない点が問題となっています

認知症と食習慣との関連では、豆および豆製品、牛乳および乳製品、野菜、フルーツなどの摂取が少ないとアルツハイマー病の発症率が高くなる傾向があります。これは大豆の中に含まれる多価不飽和脂肪酸や抗酸化活性を有するイソフラボンによる効果と推測され、アルツハイマー病発症における飽和脂質や酸化ストレスの関与を部分的に立証するものとなっています

アルツハイマー病の可能性を早期に把握し、生活習慣の中で抗酸化サプリメントを含めた対処を開始することは認知症一次予防の点からも重要です

認知症サプリメントの研究結果

抗酸化ビタミンサプリメント使用者におけるアルツハイマ一病のリスク減少

米国ユタ州で地域住民を対象に行われた杭酸化ビタミンC(ビタミンE+C)サプリメントとアルツハイマー病発症に関する研究、4740名の対象者を3年間にわたって追跡、ビタミンC、Eそれぞれ単独ではアルツハイマー病の発症を抑えられず、C、Eを含んだマルチビタミンサプリメント投与によって発症率が64%低下した

ビタミンC、Eの摂取とアルツハイマー病のリスク

食事からの抗酸化物質の摂取がアルツハイマー病のリスクを抑えるかどうかについて、オランダの人口ベースの研究より調べた。58395名を対象に平均6年間にわたり調査したところ、ビタミンC、Eの多量摂取が認知症リスクの低減と関連していた

血漿ホモシステインと認知症

血漿ホモシステインレベルの上昇と認知症（痴呆）の関係を調べるため、フラミンガム研究から1092名の対象者を抽出し、平均8年以上にわたって追跡した。その結果、調査開始時または認知症発症の8年前のホモシステインレベルの上昇により、認知症とアルツハイマー病の発症リスクが増加した

食事からのビタミンE摂取はアルツハイマ一病を減らす

食事からの杭酸化栄養素の摂取が認知症発症リスクを減らすかどうかについて調べるため、65歳以上の男女815名を対象に平均3.9年間の研究を行った。その結果、ビタミンEの摂取量のみが、認知症のリスク低下と関連性があった

予防だけではなく治療にも使われるサプリメント

認知症の治療は、5つの治療を組み合わせるのが基本です

• 食事療法
• 脳トレーニングと運動トレーニング(知的認知トレーニング・身体認知トレーニング)
• 薬物療法
• 家族療法
• サプリメント療法

このほか、必要に応じて生活習慣全般についての指導も行い、それが「知的認知トレーニング」に該当します。また周囲の家族のサポートをお願いすることも、ある意味では治療の一環と言えるため、「家族療法」といいます

まず前・軽度認知障害の段階にいる方では、薬物療法はまだ不要です。食事療法による食生活の改善と、サプリメント療法によるビタミンやミネラルの補充を行い、合わせて脳トレーニングと運動トレーニングに取り組みます

そのようにすると、実際に各検査の結果が顕著に改善されていきます

軽度認知障害(MCI)の場合の治療

軽度認知障害にまで認知機能が落ちている場合には、これはもう病的な段階ですから、食事療法や脳活トレーニングと運動トレーニング、サプリメント療法と平行して、脳の萎縮や血流低下などの症状が進んでいる場合には薬物療法も適用していきます

とはいえ、この段階では薬を使うにしてもごく少量を使用するだけですし、患者の症状改善に合わせて服用を中止したり、量を減らしたりすることもあります。

また、軽度認知障害での効果についてはさまざまな議論があるのですが、サプリメント療法と薬物療法を併用することで、より高い効果を期待できるという声も多いです。

サプリメント療法では、早い人では1か月程度の治療で、前・軽度認知障害の段階まで症状が改善するケースもありますし、最終的に健常な状態にまで回復する患者もいるといいます

認知症になってしまった場合の治療

参考までに、認知症になってしまった場合の治療についてです

認知症になってしまったあとも、基本的には前述した治療を組み合わせていくことには変わりありません。しかし、ある程度は脳の萎縮なども進んでしまっていますから、薬物治療によって症状の進行を遅らせるとともに、問題行動などを起こさないように取り組んでいきます

なお、従来の薬物治療では進行を数年延ばすのが精々でしたが、ここでもサプリメント療法でビタミンやミネラルを補充し、細胞の活性化を図りながら薬物を投与していくと症状の悪化がより起きにくいという統計もあります

ゆっくりと症状が悪化しながらも10年近い延命ができたケースもあり、認知症によって「自分」を完全になくしてしまう前に、老衰による穏やかな死を迎えてたケースもあります

通常は発症から10年程度のあいだに、患者の命を奪う致死性の病気であることを考えると、患者さんの「人としての尊厳」を保ったまま、天寿をまっとうしていただく手助けをする治療として、サプリメント療法は大きな可能性を秘めてると言えるでしょう

認知症予防サプリメント人気ランキング

認知症になってしまったあとにもサプリメント療法は使われますが、もちろん、認知症の予防にもサプリメントが使われます

また、サプリメントはあくまで「補助」ですから、サプリメントを利用しているから本来の食事を疎かにするとか、医学的に効果が証明されている各種治療薬の使用をやめたりするといったことは、決して行わないように注意してください

ここでは、認知症予防サプリメント人気ランキングをご紹介します。効果、口コミ、販売数、コストパフォーマンスなどを総合的に考慮してランキングにしました

認知症予防サプリまとめ

認知症の初期の状態、つまり軽度認知障害でも症状がより健常なレベルに近い場合には、サプリメントだけで治療を進めることもよくあります。

症状が初期の場合は、それでも十分、進行の抑制や治療効果が見込めるといいます。

「最近、物忘れが多い…。」

「認知症になるんではないかと心配…。」

「家族にアルツハイマーの疑いがあるんだけど…。」

こんな場合には、サプリメントを使って進行を抑えることが有効になるでしょう。

いち早く対応することが認知症を食い止めるカギとなります。